【秀哉の囲碁入門⑯】死活について(3)「眼」と「死に石」の関係

今回は、どんな石が「死に石」になっていくのかについて学んでいきましょう。

眼(め)」の復習も交えながら、ゆっくりやっていきたいと思います。

碁盤と碁石をお持ちでしたら、是非、一緒に並べてみて下さいね。

では、よろしくお願いします。

「一眼(いちがん)」以下の石は「死に石」になる

今回の話の結論から言いますと、

敵に囲まれていて、眼の数が一つ以下の石は「死に石」になります。

終局の時に、そのままアゲハマになるのですね。

どういうことなのか、具体的に見ていきましょう!

眼と死に石

このような局面があったとします。

この時の白×について考えていきましょう。

もしも黒番でしたら、

眼と死に石

黒1と打って取る事ができますね。

また、

仮に白番であっても、

眼と死に石

白×は助かりません。

白1と打つのはルール上無理ですね。

眼と死に石

白から道が一つもなく、黒を取れるというわけでもないので、白1は「着手禁止点」です。

ということで、

眼と死に石

この白×は、白番であっても助からないということで「死に石」になります。

仕組みとしては、

眼と死に石

眼が、Aの「一眼」しかないからなのです。

OKでしょうか。

眼について復習したい場合は、【秀哉の囲碁入門⑬】死活について(2)「眼とは何か?」をクリックしてください。

そして、

死に石になるということは、

陣地を数える時に…

眼と死に石

アゲハマになって、白地を埋めることになります。

眼と死に石

こういうことになりますね。(埋める場所はどこでもOKです。)

ここまで大丈夫でしょうか。

死に石があやふやな場合は、前回の【秀哉の囲碁入門⑮】「死に石」とは?も参考にしてください。

さて、

ここからは少し発展編です。

アタリでなくても「一眼以下」の石は死に石になる

眼と死に石

この図をご覧ください。

この図の白×をよく見ると、アタリになっていません。(確認してみてくださいね。)

では、白番だったとしましょう。

この白は助かるでしょうか?

もしも助からない場合は、白×は「死に石」だということですね。

見ていきましょう。

眼と死に石

白番で白1と打ったとしても、

眼と死に石

白は助かりませんね。

アタリになってしまっています。

やはり、Aにしか眼のない「一眼」の状態になると、最終的に取られてしまうのです

白から打っても助からないということは、

眼と死に石

この段階で、白×は「死に石」になります

眼と死に石

Bの場所があいていますが、眼はAにしかなく「一眼」で「死に石」になるのです

ということは、

終局して陣地を数える時に…

眼と死に石

アゲハマになって、白地を埋めることになるのですね。

眼と死に石

こんな感じです。

OKでしょうか。

同じ要領で、

眼と死に石

この白×も、

眼と死に石

この白×も、

「一眼」しかないので「死に石」になります。

眼と死に石

黒石との境目がいくら空いていたとしても、Aの一眼しかないので、取られてしまっているのですね

陣地を数えるときに、そのまま「アゲハマ」になるのです。

「二眼(にがん)」以上の眼があると生きる

「一眼以下の石は死に石になる」ということを学んできましたが、反対に「二眼以上ある石」は生きています。

眼と死に石

たとえば、こんな感じです。

眼と死に石

このように、Aの眼とBの眼で合計二眼あると、白は死に石になりません。

そして、「死んでいる」の反対で「この白は生きている」と表現します。

二眼以上ある石は生きており、囲まれても取られないのですね。(AとBは黒にとってどちらも着手禁止点なので、打てません。=白を取れません。)

陣地を数えるときには、AとBの場所は白の陣地になるのです

眼と死に石

このように、白地としてカウントするのですね。

先ほどの「一眼」で取られてしまっている図と比べると、陣地の具合が随分違います。

ということで、石が生きるのか死ぬのかは、勝ち負けを左右するくらい重要な要素なのです

まとめ

一眼以下しかない石は「死に石」になる

二眼以上ある石は生きていて、取られない

石の生き死にはとても大事

考え方がとても大事ですので、また復習してみて下さいね。

次回は「13路盤の打ち方」についてお話しします。

では、読んでくださりどうもありがとうございました!

※続けて次の記事も見たい方はこちら:
【秀哉の囲碁入門⑰】13路盤での一局の流れ

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